膝の構造は、どうなっているの?
まず、膝の骨と筋肉に分けてお話していきます。
膝を構成する骨
膝の関節は、大腿骨と脛骨の2本でできています。
その上を滑るように膝蓋骨があり、脛骨の支えとして腓骨があります。
膝を動かす主な筋肉
膝を曲げ伸ばしするために使う大きな筋肉からご紹介します。
大腿四頭筋
これは、膝を曲げるときに活躍する筋肉です。
4つの頭がある筋肉という名前がつくだけあって
・大腿直筋
・内側広筋
・中間広筋
・外側広筋
という4つの筋肉を合わせて大腿四頭筋と呼びます。
ハムストリングス
これは、膝を伸ばすときに活躍する筋肉です。
・大腿二頭筋
・半膜様筋
・半腱様筋
という、3つの筋肉の総称です。
膝に負担がかかると、どうなるの?
イメージしてみよう!
前側についている大腿四頭筋と
後ろ側についているハムストリングスは
片方が筋肉が収縮している(縮んでいる)時に
もう片方の筋肉が伸縮(伸びる)します。
そして、この2つの筋肉は抗重力筋に含まれています。
抗重力筋って何?
抗重力筋とは、地球の重力に対して姿勢を保つために使う筋肉です。
常にすべての筋肉が100%働いているわけではないのですが、
いつも、どれかの筋肉が働いています。
そのため、比較的大きい筋肉が多いのですが
長時間同じ姿勢でいると疲労もたまりやすいのが特徴です。
簡単に言うと、
『ただ、じっと立ったり、座っているだけでも使っている筋肉』
だと思ってください。
この抗重力筋の前後どちらかだけ
筋力が強くなったり、筋肉が硬くなると、
前後のバランスが崩れます。
そうすると、バランスの崩れた抗重力筋に引っ張られて
体全体が歪み、猫背や反り腰、骨盤の歪みや膝の変形を引き起こしやすくなり
結果的に、慢性の肩こりや腰痛、膝の痛み、むくみなどが
体全体に影響を及ぼしていきます。
膝でも同じことが言えます。
大腿四頭筋とハムストリングスのどちらの筋肉が硬くても
膝をはじめ、足や股関節に影響を及ぼし、体全体の歪みにつながり、
膝の痛みや変形だけでなく、骨盤の歪みや猫背など
様々な症状を引き起こしていきます。
他にも多くの筋肉が支えあって細かい動きを行っています。
もちろん、大腿四頭筋やハムストリングスだけでなく
他にも多くの筋肉があり、それらの筋肉に負担がかかっている場合もあります。
もし、痛みが続く場合は
原因が何か悩む前に、お気軽にご連絡ください。
お電話ありがとうございます、
ことり整体院でございます。